もっと通じる英語に!子供の英語教育の盲点
まずは速報から!
4/25(火)に、ネットセミナーをすることになりました!
夜8時から45分間。
日本人が見逃している、英語の発音の基礎をレッスンします。
なんと 5月からレギュラー化します(有料)
4/25はそのお試しセミナーなので、無料です!
詳細は近日発表!!
本編、今回はクイズ(?)です。
まずは、以下の話を読んでください。さあ、どんな問題点があるんでしょうか?
~~~~~~~~~~~~~~~
東京の山の手地区の、とあるファミリーレストラン 夕方です。
6~7歳くらいの男の子が、店に入ってきました。
こぎれいな服装の母親が、待ちかねたように、子供に声を掛けます。
「今日、英語教室で何習ってきたの?」
ちょっときつい調子です。お母さんの顔には笑顔はありません
男の子は怯えた表情を見せるのみ。
返事をしません
「もう、早く答えて!」
男の子はやっぱり無言。
うつむいています
「じゃ、犬は英語でなんて言うの!?… じゃ、数字の1は?」
答えはありません…。
「ちゃんと勉強してきたの?ねえ、なんで言えないの!? 犬は英語でドッグでしょ!ドッグ!
さあ、言って!1は?ワンでしょ!ワン!ほら、言ってみて!」
この子はひたすらうつむいたまま、小さな声で「ドッグ、ワン」と言っています。
~~~~~~~~~~~~~~~
さて、このお母さんには、どんな問題点があるんでしょうか?
答えは1つではありませんよ。
◆解答
では、答えです。
1)日本語発音を押し付けている
まずはわかりやすいところから。
このお母さんは、息子に、カタカナ英語の発音を押し付けているんです。
通っているのは、都心部山の手の教室。ネイティブの先生が教えているでしょう。
そこで、この子は、dogやoneの本当の発音を学んでいるはず。
でも、お母さんのカタカナ英語で、
上書きされてしまうんです。
実は、この上書きには、さらに深い問題があるんです。
この子は、この経験を通して、あることを悟るんです
それは、お母さんのように言わないといけないということ。
そうしないと、お母さんには受け入れてもらえないだろうな、と思うんです。
小さな子供です。お母さんに認めてもらえないのは死活問題
だから、dogやoneじゃなくて、「ドッグ」や「ワン」と言わなくちゃいけない、と心に刻むのです。
お母さんに気に入られるために。
2)英語を嫌いにさせる
児童英語教室では、たいてい英語を楽しく学べるようにしています
先生は、そのために常に工夫しているんです。
楽しいから、子供は声を出す
そして、いつの間にか身についているのです
じゃ、お母さんの接し方は?
子供に、イライラした調子で、問い詰めている
答えないと怒られる。そんな脅迫されるような状況です。
教室での「英語=楽しいもの」が、お母さんの前で「英語=怖いもの」に変わってしまうんです
この子にとって、英語が嫌なものになっちゃうんです。
おそらく、お母さんは英語が得意ではなかったんでしょう。
だから、息子には英語が得意になってもらいたい。
そう思って、必死になっちゃう。
でも、それ、逆効果です。
せっかくいい形で覚えてきたのに、素人の生半可な知識で、それを台無しにしちゃう、ってことです。
熱意はわかるんだけど…(>_<)
そして、実は、もう1つ答えがあるんです。
その答えは、今日のものより大事なこと。
ほとんどの日本人が気付きません。
でも、そこに日本の英語教育の大きな問題点があるんです。
それは明日!
そして、来週4/15(土)には、「実践英語教育塾」の塾長、菅原勉(上智大学元副学長)講演会があります。
目先のテクニックではない、言語の本質を突いた話。
日本人と日本の英語教育が見逃してしまっている、言語の大事なポイント。
言語学者だからこそ、そんな話ができるんです。
今日明日の内容は、それがヒントとなっています。
詳細・申込はこちら↓↓
http://hth-c.net/test/archives/campaign/593