もっと通じる英語に! 都小外研での小学校教員研修終了!
8/1、東京都小学校外国語教育研究会の教員向けの研修会の講師を務めました。
毎夏の恒例行事です
(あ~、団体名がちょっと変わったんです。以前は「外国語」じゃなくて「英語」だったんです。というわけで、HPは「英語」のままのような…→ http://toshoueiken.2-d.jp/ )
今年の会場は、三鷹の森学園三鷹市立高山小学校。
今年は、教室英語を英語らしく発音するがテーマ。
J-WAVEのナビゲーターのような感じで、教室英語を言ってみようって話です。
そのために必要なのは、リズムとイントネーション。
英語らしさって、母音とか子音だけ学んだって、絶対できないんですよ
英語らしいダイナミックな響きは、リズムとイントネーションが生み出してるんです。
それを、体を動かしつつ学んでもらおうというもの。
歌って踊るような研修です
その日、最初の講座ながら、50人くらい集まったみたいです。
小学校の先生方は、ノリがいいですが…
今年は格段と盛り上がりましたアゲアゲ~!
急に暑くなった影響ですかね~
でも、レッスン内容は、体を動かしつつ、大きな声を出すというものですから、小学校の先生方は得意そうです
皆さん、体育も音楽もできますからね。
皆さん、ハイテンションでした。
ボクには、10時は早朝の時間帯。
だから、、テンションもそこまで上がってなくて、この研修だったんだけどなぁ…。
◆研修内容は…
どんな内容か っていうと…
日本人英語って、音がしりすぼみなんです
これ日本語のパターンなんです。
ところが、
英語は、しりすぼみの正反対
最後で盛り上がる (その後、一気に急降下しますけど)。
ボクが言う「句末原則」ってのです。
英語は最後に大事な情報が来るんです
ってことは、そこを目立たせないといけない
で、その目立たせ方は、日本語の比じゃない
日本人からしたら、ありえないほどの度合いで、
長さや高低差を付けるんです。
それは、「もっと高く」とか「もっと長く」なんて、口で言っても通じないんです
日本語の常識を超えちゃってますから
それで、体の動きを付けるわけです。
そんな練習を、例えば
Look at theboard.とか
Raise your hand.のような
教室英語でしたのです。
ちなみに、英語の発音のコツは、体を使う以外には…ゆっくり発音せよです。
研修での練習でも、ゆっくりを何度も意識してもらいました。
というわけで、研修時間は100分間でしたけど、ゆっくりとは過ぎませんでした
皆さん、あっという間、いや、アハハと笑ってる間の研修だったんじゃないかと思います。
都小外研関係者の皆さま、ご参加の皆さま、ありがとうございました
ところで、この研修会とは関係ないけど…
児童英語というとフォニックスが出てきますよね・・・
あれで発音がうまくなるんですか!?
もしうまくなるんだったら…フォニックスを教えている先生は、全員、ネイティブ並みの発音ができるはずですよね
これ、事実ですか?
◆明日8/4(日) 実践英語教育塾 塾長菅原勉 上智大学元副学長 叙勲記念トークショー開催!
日本の英語教育の将来、どうなるのか?
ベテラン言語学者が語ります!
日本の英語教育は、あまりに手元のことばかり見てるんです。
だからこそ、菅原先生のような、長い目で言語教育をとらえる視点が必要なのです。
また、日本人英語に詳しい、Kan Hashimoto先生が、日本人英語をもっと伝わるようにするためのヒントを語ります!(in English)
まだ間に合います!
http://www.hth-c.net/archives/2876
◆8/31(土) UK発音講座入門セミナー ―なぜ聞き取れない―
http://www.hth-c.net/archives/2911